社会人が見落としがちなマナー

社会人にとってビジネスマナーが大切なのは言うまでもない。しかし、つい見落としがちなマナーも存在する。
きちんと挨拶ができて敬語に問題がなくても、思わぬ落とし穴に気付かない人は多い。

まず、デスクスペースの整理整頓である。
仕事が立て込むとさまざまな書類が必要になり、机が乱雑になりがちだ。直接対人とは関わらないデスクスペースだが、整理整頓も重要なビジネスマナーである。
きちんと整頓されていれば、必要な書類をすぐに探し出せる。書類や必要なものを探すという無駄な時間を節約でき、効率良く仕事が進められる。
また、書類には機密事項や個人情報などが記載されていることも多い。これらの情報の漏洩を防ぐためにも、書類などの整理整頓は大切だ。

そして、ついやってしまいがちなのが、公私混同である。
ボールペンなど会社の備品を、プライベートでも使っていないだろうか。また、会社のコピー機で個人的な書類や写真などを複写する人も多い。
特にとがめられないからと何げなく行っていることがマナー違反になっている場合もあるので注意したい。

また、会社のノートパソコンを社外に持ち出して、カフェなどで仕事をするのもやめよう。機密が漏洩するなど重大なトラブルに発展する可能性がある。
近年、情報の保守にはどの企業も敏感になっている。
プライベートで仕事の話をするときに、自社名や取引先名などを口にするのも禁物だ。アフターファイブに飲みに出かけて、つい仕事の愚痴を大きな声で話して情報が漏れた…などということがないよう注意したい。