対人関係で基本の挨拶と名刺のマナー

社会に出て人と接する際、必ず求められるのがマナーである。学生時代はほとんど意識する必要がなかったビジネスマナーは、社会人になると即日から必要になる教養であり、立ち居振る舞いだ。

ビジネスマナーが身についていなければ社会人として一人前と認められず、相手にしてもらえないことも多い。基本的なマナーを知り、繰り返し実践して自然と振る舞えるようになろう。

対人関係の基本は、挨拶である。
特に新人は、自分から挨拶をことが大切だ。明るく快活に、挨拶をしよう。
このときに、背筋をピンと伸ばしてお辞儀をするのを忘れないようにしたい。お辞儀の角度にも気を配ってほしい。30度のお辞儀が基本だが、軽い会釈ていどであれば15度でよい。
また、謝罪をするときは、45度までしっかりと頭を下げて謝意を示そう。

新人がマナーで緊張することが多いのが、名刺交換だろう。
名刺はその人の分身ともいえる、大切なツールである。名刺を交換するのは、ビジネス上でも重要な挨拶といえる。
名刺は、自分から先に出すのが礼儀だ。立った状態で名刺入れから名刺を出したら名刺入れの上に載せるように重ね、胸の前で持つ。そのまま、両手で相手に差し出す。
相手が名刺を出した場合も、両手で受け取ろう。椅子に座ったまま手渡す、テーブル越しに手渡すのはマナー違反なので注意しよう。

もし、お互いが同時に名刺を出した場合、自分の名刺を右手で渡し、相手の名刺を左手で受け取る。その後着席したら、受け取った名刺は名刺入れの上に重ね、テーブルに置いて商談などを始めよう。